6/25(土)天然だしとりを基本から学ぼう
『EAST WORKS』初の和食教室は、長年にわたって和食文化の継承に尽力されている料理研究科の引頭佐知先生を講師にお招きし、彼女がライフワークとしている天然だしのおいしさを広める「だしとり教室」を開催します。
離乳食を始めた赤ちゃんから年配の方まで日本人なら誰もがおいしいと感じる「だしのうま味」。海に囲まれて育った日本人のDNAに確実に組み込まれている伝統そのものであり、世界に誇れる食文化です。
「だしとり」を難しく考える方が多いのですが、和食のだしとりは、西欧のブイヨンや中華の湯(タン)と比べ、実はかんたんなのです。ブイヨンや湯は、材料に生の鶏ガラや牛骨、野菜や香味野菜もたっぷり使います。そして、時間をかけてゆっくりと長時間煮出します。
和食のだし素材は、昆布、かつお節、煮干し干し椎茸など、すべて乾物。それぞれ製造に長い時間と手間をかけて干し、旨みをギュッと凝縮しています。その旨みを水に浸けて戻したり、煮出すことにより、うま味の強いだしがとれるのです。
取り方にもよりますが時間は短くて10分から。短時間でとれます。材料も一番だしは、昆布とかつお節だけ。乾物ですから、いつでもどこでも、お鍋と水さえあれば「だしとり」ができます。難しく考える必要はありません。
EAST WORKS : 天然だしとりを基本から学ぼう
2023年6月25(日)10:00-13:00
講師:引頭佐知
参加費:10,500円(税込・材料費込)
持ち物:エプロン、ハンドタオル、筆記用具
<クラスの流れ>
●だし素材の味見~だしとり
今回のワークショップでは、産地別4種の昆布(真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布)やかつお節、煮干しなどの味見をし、だし素材について理解を深めながら実際に昆布とかつお節の一番だし、煮干しだしのとり方をレクチャーしていただきます。
●取り立てのだしでお料理を!お吸い物、味噌汁、だし巻き玉子、お浸し、炊き込みご飯
●だしがらの利用法、使い残りのだしの保存法
「だしとり」は毎日でなくてもいいのです。いつかおいしい和食が食べたくなったときのために学んでみてはいかがでしょう。日本人の身体に合う和食。日々の食卓に和食が加われば、心と体に安心感が広がります。
外国の方も大歓迎です。*英語でサポートいたします。
引頭佐知
料理研究家。山口市に生まれ、尾道市で育つ。広告制作の仕事ののち、日本料理・中華料理を学び、東京・経堂にて、ちいさな日本料理の教室を主宰。テレビ・ラジオ、雑誌などで料理を紹介している。また、天然だし素材で「だしとり教室」も。1人でも多くの人に伝えていくことをライフ・ワークとしている。