THEO PARRISH VS MAURICE FULTON Kontacto

THEO PARRISH VS MAURICE FULTON

2010.7.18.sun
THEO PARRISH vs MAURICE FULTON
Metamorphose pre-party LIQUIDROOM 6th ANNIVERSARY presents THEO PARRISH vs MAURICE FULTON

@EBISU LIQUIDROOM

OPEN / START23:00 / -ADV / DOOR¥4,000(税込) /

-TICKET チケットぴあ [110-934] ローソンチケット [71836] e+ LIQUIDROOM DISK UNION(SHIBUYA CLUB MUSIC SHOP, SHINJUKU CLUB MUSIC SHOP, OCHANOMIZU CLUB MUSIC SHOP, SHIMOKITAZAWA, IKEBUKURO, KICHIJOJI, MACHIDA)、JET SET TOKYO、Lighthouse Records、LOS APSON?、TECHNIQUE、6/19 ON SALE

※20歳未満の方のご入場はお断り致します。年齢確認のため、顔写真付きの身分証明書を御持参下さい。  INFOLIQUIDROOM 03(5464)0800

フロアは漆黒のグルーヴ洪水!恵比寿の地が黒く染まる夏の夜

LIQUIDROOMの2nd Anniversaryにて勃発したDJスピナとのタイマンDJパーティから4年、セオ・パリッシュがひさびさに恵比寿LIQUIDROOMに登場する!10周年を迎える野外パーティ、Metamorphose(今年は9月4日開催!)と恵比寿移転6周年のLIQUIDROOMとのチーム・アップのプレゼンツで行われるスペシャル・パーティであります。そして、ぬわんと今回も、もうひとりのどす黒いグルーヴを司る極上のDJが登場し、フロアにて熱気が渦を巻くタイマン・パーティ。セオと相対するもうひとりのDJとは……この春、dommune、そしてご当地、HOUSE OF LIQUIDのプレイで数多の人々をそのファンクネスでノック・アウトしたモーリス・フルトンの登場!本人たちもこの共演にはノリノリな様子なので期待は高まるばかり。ジャズ、ソウル、ファンク、ディスコ、テクノ、ハウスと時代を超えたブラック・ミュージックのエキスが混ざった濃厚グルーヴで浸されたLIQUIDROOMのフロアで、デトロイト・ビートダウンの巨星とUKのディープ・グルーヴの怪人が空気を濡らす、まさにSUMMER MADNESSの夜!漆黒のへヴィー・ブロウ・グルーヴをLIQUIDROOMの最高のサウンドシステムで体感せよ。ああ、いまから目眩がしそうであります。(河村祐介)

■Theo Parrish (Sound Signature)
デトロイトに拠点をおく プロデューサー、DJ。ワシントンDCに生まれ、年少期をシカゴで育つ。またその後カンザスシティー、Kansas City Art InstituteではSound Sculpture(音の彫刻)を専攻。1994年、音楽の都デトロイトに移住する。1997年、レ-ベルSound Signatureを立ち上げ、常に新しい発想と自由な表現で次々に作品を世に送り出す。また3Chairs、The Rotating Assembly、TOM Projectとしても活動する。現在Plastic People(London)にて毎月第一土曜日のレギュラーパーティーをもつ。

“Love of the music should be the driving force of any producer,performer or DJ. Everything else stems from that core, that love. With that love,
sampling can become a method of tasteful assembly, collage, as opposed to a creative crutch, plagiarism. Using this same understanding openly & respectfully, can turn DJing into spiritual participation. It can turn a few hours of selection into essential history, necessary listening through
movement.”(Theo Parrish)

「音楽への愛」こそがプロデューサー、パフォーマー、DJ達の原動力であるべきだ。この想いがあれば、サンプリングという方法は、盗作でもなく、音作りへの近道でもなく、個性あるの音のコラージュになる。それと同じ理解と想いを持つことにより、DJもまたスピリチュアルな行為となり得る。数時間分の選曲が、本質を伴った歴史の物語となり、動きを伴った音楽体験となる。(セオ パリッシュ 訳:Yuko Asanuma)

■MAURICE FULTON
Grand Master Flashに影響を受け、ターンテーブルに魅了され、その後、それ以外のものに振り向くことはなかったと言う。13歳の頃から、すでにDr Scratch名義でHIP HOP DJとして活躍しており、未だ最前線にて、常に実験的音楽を世に送り出している奇才プロデューサー、Maurice Fulton。

1984年、ボルチモアのゲイクラブ、「HATS」にて初のレジデントを担当し、ガラ−ジ・ミュージックをプレイしはじめる。数週間後には、「The Last Stop」でのレジデントを持つようになり、1986年までにはボルチモアで指折りのDJとして知られるようになっていた。その夏、HIP HOPシーンのDJ Wildstyleと、アメリカ・ツアーを行い、当時のHIP HOPシーンの暴力性を体験、ガラージの道へと傾向していったのである。その後、伝説のクラブ「Odell’s」でのレジデントを担当する傍ら、ボルチモアのレコード・ショップで働くようになる。ここで、現在のBasement Boys, Tommy, Teddy, Jayに出会うのである。幼い頃から教会でオルガンを弾き、学校でドラムを叩いていたMauriceがBasement Boysの一員としてトラック制作に関わっていくようになるのは自然なことであった。彼のキーボードとドラム・プログラミングは、Basement BoysがプロデュースしたUltra Nate や Crystal Watersの作品で聞くことができる。

1996年、NYに拠点を移し、Warp、SSR、Discfunction、Nuphonic、Transfusion、Pagan、Sahkoなどのレーベルから様々な名義で作品をリリース。実験的でアブストラクトな彼の作品は、シングルはもちろん、自身の波瀾万丈な人生をストーリー展開したアルバムまで、ヨーロッパにおいて絶大なる支持を受けた。2000年、メルボルンへ移り住み、Bubble Teaseという自身のレーベルを立ち上げ、”Fairlight Sunrise”をフィーチャーした最初のEPはフランスのNOVAラジオで大絶賛された。現在は、イギリスのShefieldに拠点を移し、彼の妻でもあるパンクボーカリスト「MU(カナモリムツミ) 」のプロデュースを手掛け、フランスTiger Sushiレーベルよりファーストアルバムをリリース。その後も、OUT PUT よりリリースしたMUのセカンド・アルバムも世界中で注目される。エレクトロ・パンク・ファンクとでも言おうか、言葉では表現できない、エレクトロで挑発的な彼のトラックは、ハウス・ファンだけでなくテクノ、ブレイクビーツ、ジャズと、ジャンルを越えて絶大な評価を得ているのである。2005年には、Liquid recordingsより日本限定のBoof名義でのアルバムもリリース。2008年には、DFAより本人プロデュースによるバンドSyclopsによるアルバムをリリース。相変わらずの高いクオリティーとオリジナルなアレンジでより一層の幅広いファンを拡大しているのである。

DJとしては、アメリカはもちろん、ヨーロッパ、オーストラリア、日本と、各地で活躍。また、Jimi Tenorとのコラボレーションにより、彼のワールドツアーにも参加。Sonarでのパフォーマンスも高い評価を得ている。

何年もの間、彼は、ユニークなオリジナルサウンドを様々なスタイルで展開させてきた。彼の3台のターンテーブルを使った技術は、事実上、彼のガラ−ジ/ロフト/クラシックコレクションとは無比であるのだが、今のアンダーグランド・ダンスミュージック・シーンにおいては、クラウドが発狂し、フロアを魅了するモーリスワールドが完成されているのである。